アイドルかよお前らは - にわかが専門家を気取るブログ

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どうも、駿(はやお)です。昨日しれっと投稿してなくてごめんなさい。

今回はなんとなく思い出話を一つ。

ぼくが高校の頃入っていた部活には部内恋愛禁止とかいうアイドルグループみたいなルールが定められていまして、それがもう破ったらやべーぞっていう雰囲気がすごかったんですよ。露骨に。

だから当時入部したての高校1年生だったぼくたちは「あぁ、これは絶対に守らなきゃいけない掟なんだな」と思ってちゃんとルールを守りつつ毎日を過ごしていたわけです。

そしてその説明を受けた瞬間からあっという間に月日は流れ進級し、2年生となったぼくたちにも後輩が出来ました。3年生も引退して、これからはぼくたちが後輩を引っ張る先輩として全力で頑張ろう！ってな風にみんなやる気に満ち溢れていました。新たな部長となったA太郎、新たな副部長となったB子を筆頭に。

ぼくはガッチガチの平部員でやる気もそんな無い方だったのでアレだったんですが一応空気を読んで「やるきある風」な感じは醸し出してました。てへっ。

そんなこんなで高校生になってから2度目の夏休みが過ぎたある日、こんな噂が部内を駆け巡ったのです。

A太郎とC美が付き合ってるらしいぞ…

ざわ…ざわ…

C美というのはいつも部活を支えてくれている有能ポジの女子でした。確かにA太郎とC美は前から仲が良かった。だが待て、と。その噂本当なのか？とぼくは思いました。何故ならA太郎とC美は仲が良かったとはいえ、別に2人で遊んだりしているわけでは無かったのです。いつもDっちを交えた3人。3人ですよ？3人。

仲良い3人のうち2人が付き合って今でも変わらず3人で遊んでま〜すなんてあり得るのか？と、当時のぼくは考えたんですね。それにA太郎は部長だし。コイツがルールを破るわけはねぇな、と。

だから正直単なる噂だろうと信じていたわけです。

が、しかし…

あれは…そう。その年の秋と冬の境目のことでした。本当は練習だったはずの日が急遽2年生のみのミーティングに予定変更されたんですね。でもちょうど部活のことで色々決めることが多い忙しい時期だったのでそんなに不思議には思ってなかったんですけど。

そして緊急ミーティング当日、集合場所の教室に到着したぼくはA太郎の口から衝撃の言葉を耳にします。

A太郎「実は…俺とC美は…

一時期付き合ってました。

申し訳ありません…。ですが出来ることならばこれからも今まで通りみんなと部活を続けさせていただきたいです…」

それに続いてC美も同じような言葉を繰り返して…

ぼく「！？？？！？？！！？！？？！？！？！？！？？？！？？！？」

突然何を言いだすんだコイツは！！！部長だろ！？オイオイ！どうすんだよ後輩に部内恋愛禁止の説明したのお前だろうが！と頭ぐちゃぐちゃパニック状態ですよ。

そんな中動き出したのは副部長B子でした。同席していた顧問の先生に「ちょっといいですか？」と許可を取って発言しようとしているB子。で…なんかもう雰囲気で分かるんですよね。あ、これ絶対ただ意見言うわけじゃねーなというのがなんとなく分かるんですよ…。そして先生が「はいどうぞ」と言った次の瞬間

筆箱ドカーーーンッ！

ビンタバチーンッ！！！

…あまりの出来事にみんな絶句でしたね。そんな中轟くB子の怒鳴り声。まあB子は責任感が強い人でしたからね。今思えば確かにこれが一番やりそうなことだったな〜って感じですけど当時は衝撃でした。あ…そんな感じのキャラだったっけ…？みたいな。

A太郎も流石にそこまで怒るとは思ってなかったんでしょうね。呆然とした顔でB子から怒鳴られている光景を今でも鮮明に覚えています。ちなみにその間もぼくは黙ったまんまずっと混乱していました。

そしたらですよ？急にB子がぼくに対してこんなこと言ってくるわけですよ。

「ねぇ？駿(はやお)はどう思うよ？コイツずっと騙してきたんだよ私たちを！」

いや急に振ってくるんじゃねぇよ！！！

まだ絶賛混乱中なんだよこちとら！なんでよりによってぼくなんだよ！ふざけんなよ！

でも振られてしまったからには仕方ありません。ぼくもパニック状態の頭をフル回転させてなんとか思ったことを言いますが恥ずかしながら話してる間にボロボロ泣いてしまいまして… なんで自分が泣いてるのか、当時自分でもよく分かってませんでしたが今になって考えてみると、まあ「2年間でみんな揃ってここまで来たのに一気に崩壊したこの絶望感」と「お前部長のクセに何やってんだよマジで…」みたいな情けなさが溢れ出した結果だったんでしょうね多分。

その後喋り出したのはA太郎、C美と仲が良かったDっち。

Dっち「フフフフフ…ほんっと…ほんとさあ…笑っちゃうよね。後輩からも信頼されてるアンタら2人がさあ。フフフフフ…ほんと笑っちゃうよ」

これ皆さんはどう思います？少なくとも当時のぼくはこう思いました。

(うわぁ…)

だって…ねぇ？正直痛いでしょこれは…いや一度は笑っちゃうよねとか言ってみたい気持ちはわからんでもないですよ？でも実際言うヤツがいるとは思わないじゃないですか。しかもその後衝撃のセリフですよ。

「確かにわたしも少しはアンタとそういう関係になったけど、でもさ、やっぱり思いとどまって…」

いやいやいやいやいやいやいや！ちょっと待て！！！

少しはアンタとそういう関係になったってお前…お前もかよ！！！笑っちゃうよねとか言っといてマジでか！嘘だろ！…と、まあそんな心境でしたね。当然B子も「いや、だったらDっちも同罪だから。」とキレてました。そりゃそうだわ。しかも、ということは、

B子「え？じゃあ何？A太郎はC美だけじゃなくDっちにも手出したの？」

A太郎「…はい」

うわぁ…

もう終わりだぁ…この部活終わりだぁ…

その後A太郎とC美とDっちが他何人かにキレられたり泣かれたりして、B子が「そんなんだったらさあ、わたしに部長やらせてくんない？」みたいなことを言ったらA太郎がなんか長々と喋り出して(内容はあんま覚えてないです。へけっ。『部長やらせてください、最後にもう一回だけ信じてください』って感じのことを言ってたのは覚えてる。)

最終的には部長続投、後日3人から1年生も含めた場で改めて謝罪。という結末を迎えました。

もしかしたら書き方のせいでわりとあっさり解決したっぽくなってるかもしれないんですけどそんなことはなく、結構長〜い時間話し合ってましたね。今思えばみんな泣きまくってて地獄絵図って感じの空間だったな…

はい、今回はこれで終わりです。

本日は『駿(はやお)過去編〜須藤凜々花が結婚発表したときの他メンバーの気持ちが何となく分かる〜』をお送り致しましたが如何だったでしょうか？何となく覚えているかなと思って書き始めてみたら思ってたよりちゃんと覚えていて時間が掛かってしまいました。やっぱりこういう出来事って鮮明に思い出せるものなんだなあ。きっと。

ではまた〜。